月岡彦穂 5thアルバム
「二刀流」

作詞/作曲 月岡彦穂


欲しかったのはカリスマ性
与えられたのは安定感
選べた未来はいくつあったろう
俺は30歳になった
音楽をずっと続けてる
もう誰もいなくなった場所で
亡霊のように彷徨いながら
今日も曲を書いては歌う

一緒に走っていた奴らは全員いなくなった
仕事で良いポジションに就けたそうじゃないか
みんな順調そうでなにより
俺は音楽を続けてる
でも良いポジションには就けてない
ということはつまり 俺は天才ではなかったということだ

音楽にしがみつきたくてDTMの解説を始めたとき
誰もが俺にこう言った
「いまからYouTubeで食ってけんの?」
最初は見向きもされなかった
でも1本2本積み重ね
3万4万登録者超えて何万人まで届いてた
5年目 俺はバイトを辞めた
新幹線に乗れるようになった
俺は誇らしかった
YouTubeは俺の仕事になった
6年目 誹謗中傷一生分味わった
「音楽なんて作らずにお役立ち動画だけ作ってろよ」

俺は悔しかった
だから動画の本数増やした上で
アルバム ワンマン 全国ツアー
現場で信用勝ち取ってきた
コネもバックもなんもねえ
ゼロからここまでやってきた
7年目 俺は東京に出てきた

ガキの頃親父の財布からこっそり金を抜いた時
親父は俺にこう言った
「誇り失ったら終わりだぞ」
それは俺の人生の指針になった

俺はクズでひねくれやだけど
譲れねえもんがいくつかある
曲書いて歌う スタイルは変えない
動画撮って出す スマイルは崩さない
向いてる 向いてない ダサい ダサくない 前例がある ない
知ったこっちゃない
これが俺
誇りを持って立つ

俺は音楽に惚れている
ずっとずっと続く片想い
そりゃもう高嶺の花だけど
たまに思わせぶりな態度を取る
バカな俺はすぐ勘違いしてしまうけど
花束を作ってアプローチしたって
返事がもらえたことは一度たりともない

ほんとうのことを言うと俺は少し疲れてきた
この世界じゃもう若い部類じゃない
オーディションは29がボーダー
自分を許さず生きてきた
でもホームスタジオに籠もってた
だから俺はボーダーを超えて
東京で闘うと決めた

天才じゃない俺がどこまでいけるか試したかった
芸事で飯が食えるのはほんの一握り
そんなことわかってる
でも俺ならいける気がした
音楽と一生を共にできる気がした
根拠なんてねえ たぶん死ぬまで

俺は27で死ねなかったからせめて長生きしよう
人を愛そう
そして最期は音楽と一緒に眠ろう
そのときはできれば夢を見たい

俺は最期まで誇らしい俺でいたい

作詞/作曲 月岡彦穂
ベース 市森一盛
ドラム hd
リードギター Koya

闘い続けろ 最後まで
潰れないように 消えないように
笑わないからやっちまえよ
大丈夫さ 正しさはあなたの中
ひとりの中

曖昧なフレーズを
大事に育て生きてきた
不器用な僕らは
剥き出しでずっと迷っていくだろう
光の見えぬまま

このまま腐ってしまうもんか
意のまま降ってしまうもんか
ありのままでいいとほざく奴らをみんな見返してやるんだぜ

散々悩んだはずの問いを
何周も考えてまだ悩んでる
狭い部屋でずっと

闘い続けろ 最後まで
潰れないように 消えないように
笑わないからやっちまえよ
大丈夫さ 正しさはあなたの中
ひとりの中

胸さえ張ってりゃそれでいい
最後には全部終わってるから
優しい言葉は必要ない
今はまだ認めてもらえなくたって
まだ風が吹かなくたって

闘い続けろ 最後まで
こんな人生がいつか開いて
懐かしくなる その日まで
生きるのさ 正しさはあなたの中
光の中

作詞 独唱  
作曲 月岡彦穂

無愛想な表現だけど日々は不条理と、少し希望
無感動な冒険だけを残す 25500の今日

いたいけな少年たちの群れが気を散らすほど理想
未体験な正念場でも君ら知らんぷりで踊るでしょう

突っ立ってちゃ始まらないよな
どうなっても笑ってたいから
そうやって何気ないワンステップを

不退転さ炎天下でも 道は行くほど広く白い
不安定な条件下こそ胸は揺らいで止まらない

今に足りないものは無い 見ないふりしてるだけ
未完成なジャックアップでもいいや
手遅れになる前に

腹ん中しまってた夢は
もう何だか形もないけど
どうなっても笑ってたいなら
染まってないでアイソレーション

無愛想な表現だけど日々は不条理と、少し希望
無感動な冒険者にも虹は一筋を示す予報
不条理と、少し希望
一筋を満たす希望

作詞/作曲 月岡彦穂

気まぐれな世界の悪戯に
踊らされ何年が経ったろうか
気張ったモンスター
腐れ縁なのさ

上がりを追い求めた先で
見つけたのはふりだしのような
それはだいぶ最初に通ったマスだ

明日はきっと寂しくなるけど
僕はそろそろ行かなくちゃ
離れていたって大丈夫
どんな遠い距離も繋がってる

旅は続く 僕らは未完成
道なんてまだ迷ってなんぼ
生きることは当然辛いけど
起きて飯食うのさ

果て無く広い湖面のように
水面を照らす月光のように
僕の光の正体は君だよ
側に居てくれてありがとう

口先で変わった人生は
指先で変えられてしまうんだ
受け入れたらおかしくなった

死なないように生きられるけど
適当に歳は取りたくない
誇りを無くしたら終わりだよ
最後の最後まで足掻いてやる

恵まれた時代に生まれたんだから
頑張らなくていいわけないよ
他でもない自分のための人生
それって素敵なこと

選ぶことはずっと不安さ
考えすぎて動けなくなる
間違えても笑い話にしよう
自分で決めて進んでく

言葉は足りない
あの日からずっと
足りないまま会いに行くよ

離れていたってそれが何?
どんな遠い距離もひとっ飛びさ

旅は続く 僕らは未完成
道なんてまだ迷ってなんぼ
生きることは当然辛いけど
起きて飯食うのさ

果て無く広い湖面のように
水面を照らす月光のように
僕の光の正体は君だよ
側に居てくれてありがとう

作詞/作曲 月岡彦穂


泡沫の日々だと割り切れたら
どれほど楽になれるのでしょう
傘を差すたびよぎってしまう
最後の一日が

もしも理想が違ったなら
いつまでもここに居られたのに
簡単に手に入るものだけど
あの頃のままじゃいられないでしょう

君は何処に居ても
輝ける人間だと思う
僕はここに居たら
腐ってしまう気がしている

余裕のない時間も愛せたなら
君ともう少し居られたでしょう
悪いとこばかり見つけて
君を遠ざけてしまった

出会うとこからやり直しても
同じ未来が待っているでしょう
無くした傘と同じものは
もうどこにもないと分かってるけど

物語は終わりへと向かう
消えてゆく ほら 泡のように
簡単に手に入るものだけど
あの頃のままじゃいられないでしょう

作詞/作曲 月岡彦穂


僕の残像が僕をまだ走らせる
振り解いてきた妄想のはずだったのに

空に浮かんでいる雲見てる余裕はねえ
転ばないように歩くのが精一杯です

積み上げてきた人生は
そこまで悪くはないんだけど
身体はとうに離れ離れ
僕は何者だろう

歩き疲れた人のことをなんと呼ぼう
オワコンと言えば楽だけどそんな単純じゃない

昨日は大雪でした 凍りついた道を行く
転ばないように歩くのが精一杯です

追いかけなかった夢の跡
あったかもしれない現在地
一人俯いて影を見る
祈りに似たおくりもの

身体はとうに離れ離れ
僕は何者だろう

作詞/作曲 月岡彦穂


いつだって一番じゃないから
明るいニュースも見過ごしてしまいそう
選択に終わりはないから
その先だけを考えていたらもう夕方になった

成功の隙間で油断して
虚しくなるのは昔から変わらない
ああそうだ もういっそ壊してしまおうか
誰も彼もいなくなるまで迷走は続いてく

成長はやがて止まるけど
未来に期待して生きるのがやめられない
人間に矛盾はつきものだと
あきらめて素直な気持ちを吐き出してみたいよ

ほんの少し自分のわがままを
強く言えたら変わったかもしれない
ああ今日も こうやって時間だけ過ぎてく
誰も彼も眠りに落ちるまで妄想は続いてく

僕はいま僕のことを見て
話しているから誰にも届かない
いつから君の目を見れなくなっていたんだろう
それに気付いた後の方がまだ長い

終焉がすぐそばで待ってる
洞穴の奥から僕のこと見つめてる
最後には僕の世界は僕だけになってさ
誰も彼もいなくなるまで迷走は続いてく

事切れるときまで迷走は続いてく

作詞/作曲 月岡彦穂


これはただ世界の片隅で
溜まり続け溢れるデータ
誰にも気づかれないままで
消えて無くなっていく

空は嫌になるほど綺麗で
街はいつも通りの正午
僕はどこへ行けばいいのか
教えてくれないか

終わりにしないか

バッドエンドが訪れたら
いっそ楽だろう
逃げも隠れもしない
そして最期は
跡形もなく
消えて無くなってみたい

これは広い海の片隅で
溺れそうになる魚
今はまだ自分の出番じゃない
言い訳を繰り返してきた

人は嫌になるほど綺麗で
おしゃれな服達の輪舞曲
どんな生き方をしてきたら
そんな顔して歩けるの

バッドエンドが訪れたら
いっそ楽だろう
逃げも隠れもしない
そして最期は
跡形もなく
消えて無くなってみたい

バッドエンドは訪れやしない
生きるしかない
不恰好な人生
どうか最期に
跡形もなく
消えて無くなれるように

作詞/作曲 月岡彦穂


やがて旅は終わる
夢は醒める
後に残る現実を
仕方なく受け入れる
後ろ髪は切り捨てる

幸せって何?
増やすんじゃなくて
持っているもの
それが全て

今がどんな暗闇だって
これからはよりどりみどり
再び君に会うため旅に出る
焦らずに待っていてよ
まだここにいて
いいよ

明日は居られないんだ
だから旅は素晴らしいんだ
必ず生き続けると決めたから
先のことはまた後で

どんな毎日だって
君次第でよりどりみどり
再び君に会うため生きていく
そのとき笑ってくれよ

会いに来たんだよ 君を目掛けて
会いに来たんだよ どこまでも行くよ
会いに来たんだよ 呼ばれてなくても
会いに来たんだよ 見つけたよやっと

会いに来たんだよ

作詞/作曲 月岡彦穂


今夜はわたしが普通の人間を結成して
ようやく迎えた記念すべき10周年ライブ
ここまで続けてこれたのは紛れもなく
世界にひとりだけ 特別なあなたのおかげです

このまま魔法は解けそうだ
それでも選んだ人生を生きなきゃ
心が錆びてゆくさまを
誰より近くで見てきたろう
生きなきゃ 生きなきゃ 生きなきゃ

肌寒い雨の中
慣れない京浜東北線
知らない帰り道
1万2000人と歩いた

さすがに小さな幸せのこともわかってる
だけどさ わたしはわたしを許せないんだよ

あの場所に立つために
何年何人必要だ
このまま生きてたら
今世じゃきっと無理だろな

アンコール初めて手を挙げて
すぐに恥ずかしくなって降ろした
誰一人わたしなんて見てないのに

このまま魔法は解けそうだ
いや とっくに解けてた気もするな
でも生きなきゃ 手を挙げなきゃ うちに帰らなくちゃ

不思議と悔しさはなかった
それを言えてしまうほどに
私はまともじゃない 帰ろう

私はまともじゃない 帰ろう

 作詞/作曲 月岡彦穂
ギターソロ Koya


秋の匂いのはじまりには
名前を付けた記憶があってさ
消えないように 忘れないように
大事にまだ抱えて生きてる

住み慣れた街の片隅で
これからのこと思い悩んでた
いつになれば 変われるかな
いつになれば 言えるのかな

散々な思い出
嘘みたいに綺麗だ
とっくに騙されてる

それから 僕は点を繋いで
不確かな未来の線を紡いでいる
本当はね 君になりたいんだけど
言えやしないね 今更だって思うから

むず痒いほどの祝福を
浴びるようにはできていないんだよ
花が咲いて枯れる間に
何度君を裏切るだろう

並木道香る気高いあの花
甘く優しく落ちる

あれから 正しさも間違いも
曖昧なままでなんとなく生きてる
この手は何を護っているんだろう
人に生まれて 人として生きているうちに

いつまでも戦えよ
紛れのない僕だけのイメージで
かけがえない仲間を巻き込んで
ふらっと行こうぜ 遠くの方まで

一切合切の
向こう岸を目指して
踏んだり蹴ったりの
この生活の果てで
どうしようもない僕の
最後の一撃を喰らえ
それでもダメならばもう眠ろう

それから 僕は点を繋いで
不確かな未来の線を紡いでいる
本当はね 君を変えたかったけど
さよなら 僕の人生を変えてくれた人

作詞/作曲 月岡彦穂
リードギター みちのく.
コーラス 市森一盛, hd, Koya


ずっと想ってるよ
君がうまくいくことを
どうか忘れないで
僕が味方だってこと

眠れない夜は
付き合わせてよ
安酒を開けたら
電話をしよう
君が眠るまで

ずっと想ってるよ
君が元気でいることを
どうか無理しないで
でも死ぬ気で頑張って

昔僕らは
ひとつだったから
分け合った心臓は
ちゃんと動く
君と離れても

だから信じてるよ
たとえどんな未来でも
きっと乗り越えられる
僕らみんな元はひとり

遠くへ飛んでゆけ
翼はなくても平気
どうか忘れないで
僕らずっと一緒だよ

作詞/作曲 月岡彦穂


ありきたりな理由ですまないが
音楽を鳴らしに東京に出てきた
電車の中身は信じられないくらいの人人人
ギターを背負って群れに飛び込む

迷うの前提で
余裕持って今日の会場へ

僕には東京の街は
何が何だかわからんけれど
生きている人は何処も一緒だな
ここがあの東京

西と東で文化が違うこと
縦の移動がむずかしいこと
ライブハウスがごまんとあること
仲間がそれだけいるということ

ここに来るのに遅いなんてことはないこと

僕には東京の街は
何が何だかわからんけれど
生きている人は何処も一緒だな
ここがあの東京

これから東京の街に
馴染んでゆくんだと思うけれど
たまに帰ったときには確かめて
あの頃と同じだと

作詞/作曲 月岡彦穂


もういちど
会えるのならば
謝りたいことが
山程ある

もういちど
会えるのならば
話したいんだ
今日までのこと

もういちど
触れられるなら
優しくハグを
してもいいかな

もういちど
声を聞かせて
終わった夢の
続きを見せて

年月の流れは
あまりにも無力だ
どこへゆく
この人生
先は永い
どこまでも

もういちど
会えるのならば
どんな顔して
待ち合わせしよう

もういちど
会えるのならば
照れくさくても
ちゃんと目を見よう

もういちど
会えるのならば
歳をとったと
笑えるのかな

もういちど
あなたと笑う
くだらない話も
用意しておこう

物語は続く
あなたがいなくとも
確かめた
これまでの
慰みの
出番もなく

もういちど
会えるのならば
話したいんだ
これからのこと

もういちど
また もういちど
重ねることが
できるのでしょう


リリース記念ワンマンライブ
「二刀流」

2026/5/25(月)
渋谷LOFT HEAVEN

OPEN 19:00 | START 19:30
Ticket ¥4,500(学生証掲示で¥1,500キャッシュバック)
O.A. Tomb’sTone